変数の使い方がわかったなら今度は定数だね!
ていすう?変数とは違うの?
定数はその名の取り「定まった数」なんだ!
前回のJava入門記事はこちら!
定数とは?
変数は一度初期化した後でも、新たに代入をすることが可能です。
しかし不用意に代入をさせたくないケースもあります。その場合は定数を使います!
定数は最初に初期化して値を代入した後は、その中の値は上書きや変更をすることができません。
あとから変更ができないの?不便じゃない?
変更をさせるとまずいケースがあるからね。それを防ぐために用いるんだ!
定数を使わないと起こりうるデメリット
たとえば消費税を格納する変数を定義したとしましょう。
これは消費税を1.1倍(10%)と初期化して、100円の代金にかけ、表示するプログラムです。
つまり100円の商品を買った場合の代金を表示するものですね。
このプログラムを実行すると「代金は110円です。」と表示されます。
しかしうっかりさんが間違った命令文を入れてしまいました。
shouhizei = 11;
の部分ですね。1.1倍だった消費税が11倍になってしまいました!
「代金は1100円です。」と表示されます、100円の商品を買っただけなのにお財布がすっからかんになってしまいます。
定数を使うことのメリット
先ほどのプログラムでは、消費税は変わらない一定の値です。なので定数にすれば間違って代入されることを防ぐことができます!代入しようとするとエラーが起きるので「あ、これはいじっちゃいけない変数(定数)なんだな」とわかるわけです。
また、定数を使うメリットはメンテナンス性に優れているという点もあります。
例えばプログラムの最初に、今回のケースでは消費税の宣言をしたとします。
仮に今後消費税が上がった場合、プログラムのその箇所だけ変更すればその定数を使っている全ての箇所に適応されるので、簡単に消費税増税に対応できます!まぁ増税してほしくはないですが。
一度宣言したら変更はできないし、定数自体の値を変更したくなったら宣言のところだけ変えてあげればいいんだね!
定数の使い方
変数の宣言のように、定数も宣言して使います。初期化も同時に行います。
final 型の名前 定数の名前 = 値;
ちなみにJavaの慣例として、全て大文字の名前が推奨されています。
先ほどのプログラムを変えてみましょう!
これでばっちり!
「SHOUHIZEI」の中身は1.1のまま、変更されることはありません!
これなら安全に値を持つことができるね!
いかに不具合を起こさないか、というのを考えながら定数を使おうね!
次回のJava入門記事はこちら!
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