数字や文章を扱うにはどうすればいいかな?変数という言葉をよく聞くけど…。
それならまず初めに変数を理解してみようか!
前回のJava入門記事はこちら!
変数とは?
プログラミングにおける変数とは、値を入れる箱のようなものです!
値とは、数字であったり、文字であったり、情報であったり様々なものです。
変数(値を入れる箱)にいろんな値を入れたり、変更したり、取り出したりできます。一部使えないもの(※1)もありますが、自分で好きな名前をつけることができます!
int seisuu = 3;
上の文は3という数字を変数の箱に入れています。
正確に言うとintという型が入る「seisuu」と名付けられた変数に、3の数字を代入しています。
int、型などまだ聞きなれない言葉についてはこの後で説明しますね。
変数を使えば数字や文字を一時的に持っておくことができるということ?
そう!変数にいれたものは変更したり、取り出したりすることができるよ!
※1 予約語と呼ばれるものの名称は使うことができません。予約語とは、そのものの名前が別の意味をすでに持っており、使えない名前のことです。
変数の宣言とは?
宣言をしないと変数は使えません。変数宣言とは、「これからこの名前の変数を使いますよ~」と宣言することです。
宣言は以下のように行います!
型の名前 変数の名前;
例えばこんな感じです!
String moji;
型の名前の後ろに自分で決める自由な変数の名前を書きます。最後のセミコロンは変数の宣言だから、というわけではなく、Javaの命令文の最後には必ず必要になるものです。
型って何?変数の名前みたく自分で決めるの?
型は決められたものを使うものと今は思ってもらって構わないよ!型については次で説明するよ!
型とは?
取り扱うデータの種類のことを型といいます!
例えば整数はint型、文字列(文字の並び)はString型など様々です。
型は多くの種類がありますが、よく使われるものをいくつかご紹介します。
分類 | 型の名前 | 入れるデータの種類 |
整数 | int | 大きすぎ(小さすぎ)ない整数 |
少数 | double | 少数 |
真偽値(※2) | boolean | trueまたはfalseのどちらか |
文字列 | String | 文字の並び |
※2 真偽値は真(true)か偽(false)のふたつのどちらかを取ります。真と偽というのは、「正しい」か「正しくない」かととらえてもらっても構いません。
ここで先ほどの宣言を見てみましょう!
String moji;
これは「moji」と名付けた変数を使いますよ、というものですが、String型の指定をしています。
宣言した変数は、基本的には指定した型の値しか入りません。なのでこの「moji」という変数は中には文字列は入れられますが整数は入れられない、ということになりますね。
(この例を補足すると、整数を入れようとするとJavaが整数を文字列にしてくれるのでエラーはおきません。しかしこのような変換を推測できないものをいれようとするとエラーが起こります。)
Javaは静的型付け言語
つまり変数は指定した型のものしか入れられないということ?
例外もあるけど、基本的にはそうだね!
でもそれってなんだか不便だね。なんでも入れられればいいのに。
指定した型、つまり指定したデータの種類しか入れられないと、予期せぬ不具合を防げるんだ。整数の計算をしたいのに、変数に文字列が入っていたら困るでしょ?
なるほど!つまり指定したものしか入れられなければ実行する前にエラーを教えてくれるから、実行時の不具合を減らすことができるんだね!
こんな風に型を指定する言語を静的型付け言語というんだ!Java言語もそのひとつだね!
変数に値を入れてみよう!
それでは値を入れてみましょう!値を変数に入れることを代入といいます!
int seisuu;
seisuu = 3;
上の例はseisuuというint型(整数の入る)の変数を1行目で宣言しています。
2行目でそのseisuuに3の数字を入れています。
代入は以下のように行います。
変数 = 代入する値;
「=」のイコールは代入演算子といって、これは右の値を左の変数に代入するよ!というものです。
数学のように左と右が同じ、という意味でないので間違えないようにしてくださいね。
上でもお話しましたが、最後のセミコロンは全ての命令文に必要なものなので、必ずつけてくださいね。
代入は上書きされます。なので以下のように書くと…
seisuu = 3;
seisuu = 5;
1行目で3を代入して、2行目で同じ変数に5を代入しています。
この時、最終的に「seisuu」にはどんな値が入っているでしょうか?答えは5です。
決して3+5だから8!などではなく、上書きして5、ということになります。
また、宣言と代入は同時に行うこともできます!先ほどの例をまとめると以下の通り。
int seisuu = 3;
これで1行で「int型のseisuuを宣言し、3の値を入れている」ということが実現できます!
変数と同時に値を代入し、最初の値を決めておくことを変数の初期化といいます!
変数の基本を理解しよう!
これで変数の使い方はわかったかな?慣れないうちは大変かもしれないけど、次第に当たり前のように使いこなせるようになるからね!
まだプログラミングの全体までイメージできてはいないけど、なんとなくデータの扱い方がわかった気がするよ!
次回のJava入門記事はこちら!
コメント