うーんいい感じにコーディングできたぁ!
Javaを始めたてなのに頑張ったね!でも少しコードが見にくいかな?
わかりやすいコードにするにはどうすればいいかな?
コメントとインデントを使って誰にも理解しやすいコードにしてみよう!
Javaに限らずですが、プログラミングをする際には見やすさやわかりやすさが大事です。可読性をよくする、ともいいますね!
自分のコードを見返したとき、「ここ何を書いていたんだっけ?」「ここの範囲はどこまでだっけ?」などわかりにくかったら問題ですよね。それだけではありません。プログラミングは自分だけでなく他人が見ることも意識しなければなりません。自分だけわかっていればいい、というのはチームで開発したりレビューしてもらったりする際に問題がでてしまいます。
ここでは、Java言語におけるコメントとインデントとその方法・書き方についてわかりやすく解説します!
前回のJava入門記事はこちら!
コメントについて
コメントとは?
ソースコードに自分で好きな解説文を入れる機能がコメントです!
この行ではこんなことをしているよ!などと書き込むことで、見た人が何をしているかわかるんですね。
上の画像の緑色になっている部分はコメントです。こんな風に自由に文が書けるんですね!
コメントはプログラム実行時に無視されますので、安心してください。
コメントを書けば後で見返しても何をやろうとしているかわかるんだね!
【Java】コメントの方法・書き方・使い方
コメントの書き方は2種類あります。
まずはこちら。
// ここにコメントを書く
「//」とスラッシュを二つ重ねることでこの後に続く文章はコメントと認識されます!
この書き方は1行のみ有効なため、以下のように書くとエラーになります。
// 有効なコメント
この行はコメントと認識されないため、エラー
// 有効なコメント
複数行にわたってコメントを書きたい場合、全ての行の初めに「//」をつけてもよいですが、複数行コメント用の書き方もあります。
それがこちら。
/*
ここはコメント
この行もコメント
*/
「/*」と「*/」の間もコメントとみなされます。これなら複数行の文もコメント扱いとなります。
コメントの使い方は解説文を書くだけじゃない!
この命令文を一時的に実行したくない…、修正前のコードを少しの間残しておきたい、など、コードを実行はしたくないけど残しておきたい場合にもコメントは使われます!
System.out.println("こんにちは!");
このコードを書いたけど、やっぱりいらないな…でも後でまた使うかもしれない、なんて時にコメントアウト(コメントアウトとは、文をコメントにすることを指します)したりします。
// これで下の命令文は実行されません。
// System.out.println("こんにちは!");
コメントアウトした文は使わないことが確定したら消しておこうね!
インデントについて
ブロックとは?
プログラミングの中には命令のひと塊としてブロックと表現されるものがあります。中カッコに囲まれた部分、つまり「{」と「}」の間の部分ですね。
例えば…
if(5>i){
// この中はifブロック
}
これはifの範囲を示したブロックですね。
インデントとは?
ブロックの中にブロックが入ることを入れ子、もしくはネストと呼ぶことがありますが、その入れ子構造となると、以下のようになります。
public static void main(String[] args){
// 処理
for(int i;i<5;i++)
{
// 処理
if(i%2==0)
{
// 処理
}
// 処理
}
// 処理
}
どのブロックがどの要素なの…?
ブロックが入れ子になると、ブロックの始まりと終わりの組み合わせがわからないとブロックの有効範囲がわかりません。そこでブロックに段落をつけて範囲をわかりやすくすることをインデントといいます!
こんな風にブロックごとに一段下げるんですね!
【Java】インデントの方法・書き方・使い方
インデントの仕方は簡単です!
一段下げたい行をクリックしてアクティブにし、Tabキーを押すだけです!
逆に一段上げたい場合はShiftキーを押しながらTabキーを押します。
範囲指定すれば複数行まとめて実行することもできます!
Eclipseの操作になりますが、たいていのIDEでも同じ操作でいけると思います。
まあIDEなら自動で改行するとインデントされるので、実際そこまで手動でやることはないかもしれません。
コメントとインデントを使いこなそう!
なるほど!これで誰にも見やすいコードを書けるようになれるね!
自分が見返しても、他の人が見てもわかりやすいコーディングを心掛けようね!
次回のJava入門記事はこちら!
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