Dart入門!計算をしよう!算術演算子と代入演算子についてわかりやすく解説!

Dartで計算

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前回でDartの変数についてわかったけど、それを計算するにはどうすればいいのかな?

数学では足し算なら「+」、引き算なら「-」という記号を使うよね?これは演算子といって、Dartも演算子を使って計算することができるんだ!

この記事では、計算に必要な算術演算子と変数に値を入れる代入演算子について解説します!
前回の記事はこちらになります!

目次

算術演算子とは

足し算、引き算、掛け算、割り算といった基本的な計算を四則演算といいます。
そしてプログラミングにおいて四則演算に使う「+」や「-」といった記号を算術演算子といいます!Dartでもこの算術演算子を使って計算を行うことができます!

足し算の例を見てみましょう。

int a = 3 + 5;

後で解説しますが、「=」は代入演算子になります。右辺の値や計算結果を左辺の変数に入れる、というものになります。
この例ではまず代入する右辺を見ます。「3 + 5」とありますね。「+」は足し算の算術演算子なので3足す5で結果は8になります。そしてその結果が左辺に代入されて変数aには8が入る、という流れになります。

数学の「=」と意味合いが違うのが要注意だね!

算術演算子の一覧

Dartの算術演算子には以下のものがあります。

演算子意味
+加法(足し算)
減法(引き算)
*乗法(掛け算)
/除法(割り算)
%剰余(割った後の余り)

例を見てみましょう。

Dart:算術演算子の例

結果は画像内のコメント通りの結果になります。

Dart:算術演算子の例の結果

いかんせん「%」の剰余ってのがわからない…。

剰余っていうのは割った後の余りだよ!「13 % 4」の場合、まず13を4で割る。すると余りが1になるから結果は1になるんだ!

インクリメントとデクリメント

変数の値をひとつだけ増やすときはこのように書けます。

a = a + 1;

値を一つだけ増やしたい場合はこのように省略して書くことができます。

a++;

同じように値をひとつだけ減らしたいときはこのように書けます。

a--;

このように値をひとつずつ増やしていくことをインクリメント、一つずつ減らしていくことをデクリメントといいます!
また、インクリメントとデクリメントはこのようにも書くこともできます。

++a;
--a;

演算子を前に書くのと後ろに書くのとでは意味は同じなの?

前に置くか、後ろに置くか。前置演算子、後置演算子ともいうんだけど、計算順序に違いがあるんだ!気になったらこの記事を見てみてね。

代入演算子とは

「a = 1;」みたいに書くと、右辺の値を左辺の変数にセットする、ということでいいんだよね?

そうだね!変数に値を入れることを代入というんだけど、その代入をする「=」という演算子が代入演算子というんだ!

二人にすべて言われてしまいましたが、いままで出てきた

a = 2 + 5;

のように右側の値や式の結果を左側の変数に入れることを代入といい、左辺と右辺を結ぶ「=」のような演算子を代入演算子といいます!

代入演算子の一覧

Dartの代入演算子は以下のようなものがあります。

演算子意味
=右辺を左辺に代入
+=左辺を右辺に足したものを左辺に代入
(a += 1とa = a + 1は同じ)
-=左辺から右辺を引いたものを左辺に代入
(a -= 1とa = a – 1は同じ)
*=左辺と右辺をかけたものを左辺に代入
(a *= 2とa = a * 2は同じ)
/=左辺を右辺で割ったものを左辺に代入
(a /= 2とa = a / 2は同じ)
%=左辺を右辺で割ったときの余りを左辺に代入
(a %= 3とa = a % 3は同じ)

例を挙げてみましょう。

Dart:代入演算子の例

ここに挙げた以外にも演算子はあるけど、これらの代表的なものをまず抑えておけば大丈夫だよ!

演算子を覚えてDartの計算をマスター!

計算ができるようになってきてだいぶDartのことが分かってきた気がする!

このあたりは大事な基礎部分だからね、しっかり身に付けていこう!次回は比較演算子と論理演算子をやっていくよ!

よぉ~し、Dartマスターへの道はまだ始まったばかりだね!

■参考文献

次回のDart入門記事はこちら!

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