前回DartPadでHelloWorldのプログラムを実行したけど、内容を理解せず書いちゃったんだよね。
じゃあ今回はそのプログラムの説明からしていこうか!
前回の記事はこちら!
前回のプログラム
前回は「Hello, World!」と画面に表示するプログラムを作ったんだよね。この画像みたいな。
これだけのプログラムでもDartの基本が詰め込まれているんだ!ひもといて説明していくね。
main関数
まず1行目を見てみましょう。
void main()
これをmain関数といいます!
main関数とは「ここからプログラムが始まるよ!」というスタート地点です。つまりプログラムはここに書いたものから順に実行されるんですね。
まだ初めのうちは「main関数はこういうおまじないを書いて始まるんだな~」と思っていただければ大丈夫ですが、他のところもざっくり説明しておきます。
voidというのは何も値を返さない、という意味です。voidは直訳すると「空(から)」となります。
関数というのは値を渡すこと、そしてその結果を受け取るということができます(それぞれ引数と戻り値といいます)。voidを指定することで何も結果を返さない関数ですよと宣言してるんですね。
mainの後ろのかっこは、渡す値を入れるものを書く場所です。今回のmain関数には何も値を渡さないのでかっこの中は空っぽで大丈夫です。
まだよくわからないからこういう書き方で始まるんだな、って覚えとこうっと!
コードブロック(中カッコ)
main関数の後ろとプログラムの最後が中カッコ、{と}で囲まれているのがお分かりになるでしょうか。
この中カッコで囲われた部分はコードブロックとなっており、処理のまとまりを示します。
void main(){
...
}
この場合main関数の後ろに中カッコがあるので、このブロックは「main関数の処理」のまとまりということになります!
セミコロンは文の終端
print('Hello, World!');
プログラムは1行1行がそれぞれ命令です。
その1行、つまりひとつの命令文の終わりにはセミコロンをつけなくてはなりません。
print関数
この「print」って部分が画面に出力している命令文なのかな?
そう!後ろに続くかっこの中のものを表示する、という命令だよ!
print('Hello, World!');
print関数はかっこの中のもの(正確には文字列・値や変数ですが、今はざっくりとした理解で大丈夫です)を画面に表示する、という命令文です!
例えば
print('こんにちは!');
と書いたら「こんにちは!」と表示されます。
文字列はシングルクォーテーションかダブルクォーテーションで囲おう!
print関数はかっこの中のものを表示するんだよね?左右のちょんちょんは表示してないよ?
それは囲った中のものが「文字列」だよ、という記号なんだ!
複数の文字が並んだものを文字列といいます。簡単にいうと文章ですね。「おはよう」や「さようなら」などです。
文字列は必ずシングルクォーテーションかダブルクォーテーションで囲む必要があります。
"このダブルクオーテーションの間は文字列として認識します。"
他のプログラミング言語では文字列はダブルクオーテーション、文字(1つの文字)はシングルクォーテーションで囲む、というものが多いですがDart言語ではどちらでも大丈夫です。
インデントは忘れずに!
見て見て見て見て~さっきのプログラムを書き換えてみたよ!
見にくいね…しかも内容ひどい…。
このプログラムを見やすくするにはインデントを使いましょう!
インデントとはブロックの中身を一段落右にずらすことでこのブロックの処理だ、とわかりやすくするものです。
上のプログラムを直すとこんな感じですね。
改行すると自動で挿入してくれます。
手動で入れる場合はキーボードのTabキーを押すと簡単に挿入できます。
インデントを入れると見やすさが段違いによくなります。
プログラムは自分が見ても他人が見ても見やすくわかりやすいものにした方がいいですね。
Hello Worldは基礎の基礎!
void main(){
print('Hello, World!');
}
うん!なんとなく基礎がわかった気がするよ!
文字列やセミコロンのところはしっかり理解しておこうね!
よぉ~し、こっからDartマスターへ目指していくぞ!
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